東京海上の不払い問題、実際のところ褒められたことではないがそんなに大騒ぎすることだろうか!?

   2016/12/19 

ここ2、3日東京海上日動の過去の保険金の不払いに関する問題がニュースで取り上げられています。

このブログでも昨日程にそれに関するエントリーを公開しました。

ただしかし、マスコミ報道だといつものことながら自分たちが報道したいように報道するだけで、必ずしも事実が正確に報道されず、正しく伝わらない可能性が少なくありませんので、あくまでも各種のニュース記事ベースにはなりますが、東京海上社、社長の会見内容も含めて、解説してみたいと思います。

ちなみに我々は、同社との取引はありませんし、特に同社を擁護する目的で書いているわけでもありません。

 

10万件は大げさ

まず、東京海上社の社長は会見で、請求されたものを払わないのが、不払いなので、今回の件は不払いにはあたらないと言ったようですが、不払いか未払いかは定義付けの問題なので、どちらでもいいですが、世間の印象としては、払える可能性のあるものが過去に大量にあって、闇に葬られていた、といった印象は変わらないでしょう。

これはある元外交官の書いた本に書いてあった言葉ですが、正に、「倫理に時効は無し!!」といった感じですね。

で、件数なんですが、各社、最大で10万件!!みたいに報じています。

なので、だいたいそれに近いぐらいはあるかのように感じてしまいますね。しかし、実際はそうではないそうです。

当時、対人賠償保険の対象となった事故がそれぐらいあったということのようで、自賠責だけで済んでいるものもそれなりにあったと思われることから、どれくらいかはわかりませんが、10万件は大げさなようです。

そして、後ほど別に解説をしていますが、当時は、見舞に関する出費が実際に支出した場合に対象となるという要件だったようですから、さらに限定的であると考えられます

 

問題になっている保険金の内容

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今回問題となっている保険金というのは、自動車保険の対人賠償保険の中の費用保険金で、臨時費用と呼ばれるもの。

名目としては、自動車で事故を起こし、相手にケガをさせてしまった場合に、その相手のお見舞いに行く際に持っていく菓子折り等を買うなどのためのもの。

しかも当時の約款では、その費用を実際に支出していなくても払われるようにはなっていなくて、実際に支出した場合に請求権が発生するというふうな条項(定め)になっていたらしい。

そして、ニュースなどで伝えられているところによれば、相手が死亡した場合は10万円で、入院の場合が2万、通院の場合が1万というような程度の金額。

それと、実際にかかった分(実費)なのか、定額なのかは定かではありません。

 

当局とも相談のうえ決定

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それと、東京海上社の主張としては、当時、調査をして、支払対象になる可能性のある契約が発覚したときに、金融当局(金融庁)と協議をしたうえで、公表しないことを決定したということでした。

理由は、調査の対象となっていない契約(顧客)との不公平感が出るからということ。

ちなみに、それに関して裏がとれたという情報は確認されていませんので、完全に事実が確定出来たわけではありません。

ただ、仮にではありますが、その前提が正しければ、東京海上だけ、けしからんみたいなのは違いますね。

 

最後に

そんなわけで、東京海上の肩を持とうという意識は特にありませんが、

・当局と相談の上決めた(らしい)

・実際に支出した場合に該当

・対象になった場合の金額は1万円から10万円程度 ※.全体の事故のケースの割合から考えて、そのほとんどが、1万円~2万円のケースだと思われる。

という点を考えれば、世間からは全く褒められたことではないでしょうけれど、当時としては、ある程度やむを得なかった面はあろうかと思われます。

また、10万円のケースについても、死亡の場合なので、かなり高額な保険金が支払われているものと考え、これも褒められたことではないですが、分母に対して考えると、誤差の範囲と考えることもできるのではないでしょうか。餃子とライスが無料のラーメン屋で、分からなかったから食べなかったみたいな・・・。

人間のやることですから、常に完璧ではありません。その後、約款を含め、やり方を改善したようでもありますし。(自分にしては甘口!?金貰ってませんからねww)

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