ガン保険不要論について考えてみた

   2016/02/02 

がん保険が不要である合理的理由?公的保険でカバー 本当に検討に値する保険とは?

この記事には、いわゆるガン保険不要論が書いてあるんだけど、コメントの主は、慶應義塾大学医学部元講師の近藤誠さんって人。

不要だと主張する理由は、簡単に言うと、

・公的制度(健康保険および高額療養費制度)でほとんどカバーされる

・ガンにならない可能性の方が高い

という主に2点を挙げている。

それから、預貯金が100万円ない人は少ないだろうし、とも言っている。従って、この人のコメント(ガン保険が不要と言っている根拠)というのは、あくまでも100万円程度の蓄えがあることを前提としているようだ。

そして、健康保険など公的制度でカバーされないものは大体無駄なものと主張(普通の保険診療で十分であると。)。なので、ガン保険に入って保険料をずっと払っていくより、ある程度貯めておいたほうが得だと思うとコメント。

ほとんどが公的保険と高額療養費制度でカバーできるからね。カバーされないものは大体無駄なもの。だから保険料を毎月ずっと払っていくよりは、一定程度貯めておいたほうが得だと思うけどね」と近藤氏は語り、「普通の保険診療で十分だから、民間のがん保険に入る必要は特にないよね。預貯金が100万円ない人は少ないだろうし、大体(がんもどきでない転移性の本物の)がんにならない可能性のほうが高いわけだから」とアドバイスする。

で、記事の最後(近藤誠さんのコメントではない)では、つまり経済合理性から判断すれば、がん保険はいらないということになる。と、締めくくられている。

自分の感想を書く前にここまでをまとめると、

・ガン保険は不要である

・既存の公的制度でほぼ間に合うから

・公的制度でカバーされないものは大体無駄

・ガンにならない可能性の方が高い

・100万円程度の蓄えがあることが前提

・保険料を払うよりも貯蓄の方が得

・経済合理性から言えば、ガン保険は不要

という感じになる。

感 想

一応、保険に入るときのアドバイスなんかをする仕事をしているんで、この考え方について、コメントしてみる。

前提は100万円程度の貯蓄があること

まず、この人の主張というのは、100万円程度の蓄えがあるということが前提になっているようだ。なので、この前提で考えると、既存の公的制度もあって、完全にカバーしているわけではないが、結構それなりに機能しているし、ガンになるリスクはそれなりに高いとは言っても、実際ならない可能性もそれなりにある。

なので、確率論で言うと、ガン保険に入らないで、その分を貯蓄に回したほうが、合理的なんじゃない!!という意見なんだよね。

まあ、ガンリスクに対する必要保障額というところで言うと、300万とか。多めにかかるケースで言うと500万ぐらいが理想とかって言われているので、100万ぐらいあればって考え方には、そのまま手放しでは同意できない。ただ、他の医療保険金や収入からも治療費に回したりなども考えれば、ある程度間に合っちゃうケースも多いような感じはする。

なので、もちろん間に合わないケースもそれなりに出てくるだろう。あとは、予算なりに治療するとか・・・。

だから、この考え方は、一つの考え方としてはありだと思うが、少し極端なんじゃないかなーと。それから、100万円ぐらい持っていない人は、初めからこの前提には当てはまらないね。

ある程度のお金があれば、保険への加入は必須ではない!は当然

そもそも経済合理性とかって書いてあったけど、お金の損得としては、入らないほうが得という話で言っているんだろうけど・・・これも程度問題だなー。圧倒的に得なのか。少しだけなのかでも大分違うし・・・。つまるところ、ここでの経済合理性をどう定義するかなんだけどね。

というかそもそもとして、確率論で損得だけで考えるのなら、平均的な人は、みんな一切の保険は不要となる。制度の仕組みとして。

それと、ある程度のお金があれば、保険への加入は必須ではなく、入っていなくても手持ちのお金で賄うことが出来るのだから、あくまでも保険は手段に過ぎないという考え方は当然。だから、100万という考え方が大半の人に当てはまるかどうかは別にしても、ある程度計画的に貯蓄して、お金が貯まるまで保険に入り、貯まったらやめる(解約)というやり方はいいと思う。

まあ、自分は、お金持ってても使ったらなくなっちゃうし、いつそうなるか分からないので、そうなって、お金がなくなっちゃっても、その時診査通らなくて保険に入れなかったり、年取っててメチャクチャ高くて払えないぐらいだったり、みたいになるのも嫌なので、少しばかりお金あっても全く保険に入らないというのも極端過ぎる気がするけどね。

あと、合理性と言っても一律ではなく、ある程度範囲がある。そして、その範囲の中でも好みが分かれるところ。なので、この人の好みとしては、こういうことなのかどうかは判らないが、少なくとも顧客から、100万はいざというときに治療に当てられるお金があるので、ガン保険には入らなくても問題ないですかね?と意見を求められたら、問題ないとは言えない。

なぜなら、最終的には、もしもがあったときにどんなものを想定するかで大分変わるからだ。例えば、葬式代の準備に保険を検討するとしよう。この場合に、どの程度の死亡保障を契約するかは、どんな葬式を前提にするか、どこまで(墓代やその他の関連費用もろもろ一通りなのか、そこまでは入れないのかなど)の費用を準備するかによって大分違うのだ。

もし、本当に最低も最低とするなら10数万でも間に合うし、昔からの感じでやるのなら、墓代別で200万ぐらいは必要だし。(地域にもよる)だから、ガンリスクについての考えも、ガンになった場合の想定により違うので、100万もあれば間に合う人もいれば、300万とか500万ぐらい無いとダメな人もいるのだ。(流石に1,000万とかは多いけど)

最終的には好みの問題

あと、人間は感情の生き物なので、最終的には各自の好みです。何のかんの言っても自己満足だから。あーしたいこーしたい、人に迷惑は掛けたくない!とか言っても、これ極論すると全部自分の好みで、自己満足。もちろん人に迷惑かけるような人ばかりいたら、困った話だけど、それでもそうする人はそうするんで。迷惑かけると解っていても、そうならないような行動をとらない。

つまり、そういう選択をしていくわけ。

なので、少し話がそれたけど、ガン保険にしても他の保険にしても、重要なのは、合理的判断をするために必要な情報をちゃんと集収して、で、メリット、デメリットを良く理解した上で、自分の好みにあった、気持ちのいいと思える判断をしていけばいい。気持良くても迷惑は良くないけどね。笑

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