【自動車保険】飲酒運転をして、事故を起こした場合、対象になる部分とならない部分がある まあ、実際、違和感はあるんだけどね・・・

   2015/11/27 

今回取り上げるのは、こちら。

年末年始に増加する飲酒運転事故…… 自動車保険は適用される?

飲酒運転をして事故を起こした場合に、自動車保険は通常通り、保険として機能するのか?という点。

いきなり結論を言うと、一般論として通常、現在は、対象になる部分と、ならない部分がある。もう少し具体的に言おう。

自動車保険の機能は主に3つ

自動車を運転し、事故を起こした際の、

相手に対して:人や物を、壊したりケガなどを負わせてしまった場合の損害賠償

自分の車:自分の車の修理費などの補償

自分などのケガ:自分などがケガをした場合の治療費もろもろなどの補償

という構成になっている。

飲酒運転でも対象となる部分

で、飲酒の場合、明らかな違法行為であるが、そのうちの一番上(相手に対して)だけは対象となる。なので、下2つ(自分の車と自分などのケガ)は、普通、対象外(免責)である。

普通に考えたら、酒を飲んで車を運転し、事故を起こすなどというのは、自業自得であり、公序良俗にも反する。なので、現在、相手に対してだけでも対象となっていること自体が、契約という意味においては、本来、違和感のある話。

しかし、相手への救済という意味合いから、これまではそうしてきた経緯があるのだ。ちなみに、こういった場合について、相手に対しても対象外とする契約約款を、当局に認可を申請した場合どうなるのかは、定かではない・・・。

保険会社は一民間会社

やっぱりこういうのが日本らしいなぁと思うところなんだよね。調べていないので想像でしかないが、例えばアメリカ辺りだと、「そんなの関係ねぇ!!」みたいな感じがしてならない。あくまで当事者間の契約だと。そんな救済なんて、そんな立場にないから!!!!!みたいなね。笑

ホントそうなんだよね。単なる民間会社なんだから。いくら公共性が高いとは言っても。ちなみに、割合的には、そう多くはないだろうけど、そうした事故で支払われる保険金というのも、当然みなさんから集めた保険料から、支払われるのだ。

なので、そのことで、その分保険料の上昇という方向に少なからず影響しているのである。

従って、一民間会社が他のユーザーへの保険料負担が増えるようなことをしてまで、違法行為を働いた(刑事罰もあるので、犯罪者とも言える)人間の救済を図るというのは、一民間会社としては、やり過ぎな感もあるように感じる。

暴力団への対応についてもやはり同様

先般の暴力団排除条項の適用についても、事故った際に判った場合は、やはり、救済ということがあるので、賠償保険(相手に対して)のみは支払うという対応を、任意に行う方針であると、ニュースで報じられていた。

また、初めは一切引き受けないようなことを言っていたが、その後、相手が困るということで、賠償保険だけは引き受けるようにするとかしないとかっていうようなことも報道ベースで言われている。

ただ、実務ベースではその辺の連絡というのは、自分のところには、特に来ていないので、定かではない。損害保険会社としては、出来るだけ引き受けたくないというのは、今も昔も同じだろうが・・・。

なので、それらも同じような論理から来るもの。まあ、そちらは、任意に支払うわけだけど・・・。

最後に

というわけで、現行の仕組みでは、通常飲酒運転をして事故を起こしても、損害賠償の責任だけは、保険会社が代わりに負ってくれる。良いのか悪いのか判らないけど・・・。

ただ、どうなんだろう。相手の救済というのは、社会的使命とか、社会貢献ということで、誰でも「明日は我が身」なので、そこも含めての保険ということで、意味はあることは理解できる。

しかし、本人は、行政処分と刑事処分のみで、民事上の責任(損害賠償義務)は免れる(というか、保険会社がみんなで支払った保険料でもって、代わりに支払うと・・・。)というのは、やっぱり変だよね。

まあ、求償権を行使(保険会社が本人に請求)出来るような仕組みにしたとしても回収出来るかは別だけど・・・。

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