【自動車保険】自動ブレーキなどの普及で損害保険会社は数年間儲けが増える!?

   2015/11/27 

昨今普及してきている車の自動ブレーキについて保険会社が儲かると話題になっている。

「自動ブレーキ」が普及すれば損保業界が儲かる|ニュース3面鏡|ダイヤモンド・オンライン

自動ブレーキでなぜ保険会社が儲かるのか?

記事のロジックでは、自動ブレーキの普及で確実に事故が減る。従って、保険金の支払いも減るわけだが、それと連動して速やかにそれが保険料に反映されるわけではない。なので、その間は儲かるだろうって話である。

◎保険金の支払いが減っても数年はそのまま!?

ちなみに、保険料というのは、支払保険金の総額に対して決まるもの。なので、いずれは原則としてそれが反映されてるくるわけだが、損害保険各社が参考にしている、保険料を設定するための数値(参考純率)は、損害保険料算出機構が通常3~4年に一度見直しを行っているものなのだ。

従って、通常通りであれば、最低そのぐらいの期間は保険金の支払が減っても、そのままの保険料水準で行くだろうから、その間は大分儲かるんじゃないの?という話である。

◎3~4%儲けが増えるという試算が

ちなみに、トヨタ自動車(世界最大の自動車メーカー)は、2017年までに日本・北米・欧州向けのほぼすべての車種に、自動ブレーキなどの安全運転支援システムを装備すると発表しているそうだ。

それと、記事に試算が出ていた。損害率(収入保険料に対する支払った保険金の割合)が現状59.3%だが、18年には55.9%に低下するとの計算結果。従って、自動車保険の利益率が、今後3~4年で3~4%ほども向上するという予想ということ。

最後に

まあ、単純にみればそういうことなのかもしれないが、あくまでこれは単純に見た場合。例えば、市場原理というのがあるので、参考純率が見直される前に、先行して保険料を下げてくる保険会社が出るかもしれない。

「ウチは内容そのままに安いですよ!!」と。参考純率は法的な拘束力はないのであくまで参考なのである。そしたら、我も我もと平準化されていくことは充分考えられる。それが、経済というもの。というか、参考純率が見直されなくても料率改定(保険料)は普通にあり得ることだ。

◎料率クラスの変更は毎年ある

あと、高齢化や修理代金の高額化で、増え続けている保険金の支払いが単純に減ればいいが、それについてもその自動ブレーキなどでどこまで歯止めがかかるか。加えて、料率クラス(保険料率とは別に保険料の調整が細かく掛けられる)は、毎年変わるので、その分での保険料変更はある。

それと、記事にあったように、自動車保険は乗用車(軽を除く)は型式ごとに保険料が変わる。なので、自動ブレーキなどのシステムが標準装備されていない車種は、付いているものも、いないものもごちゃまぜで一律の保険料に当面はなるかもしれない。

◎割引が新設される可能性も

が、しかし、新たな割引が新設される可能性も充分あるわけなので、それもあくまで現在から3~4年は何も変わらない前提での話でしかない。仮に、当面割引の新設が無ければ、そういった不公平感はしばらく出てしまうかもしれないが、大枠で見れば料率クラスの変更や料率改定で、ここに言うほどの極端な話にはならない可能性も普通にある。

まあ、未来のことなので、たぶんの話にはなるが、実務感覚で言えばそんなに極端なことにはならなそうである。また、もしそうなったとしても、つい最近まで、各社自動車保険は赤字経営で何年もずっと来ていたわけなのだから、少しぐらい回収しても、むしろ丁度ぐらいだろう。

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