生命保険のトラブル解決機関「生命保険相談所(裁定審査会含む)」が結構使い勝手がありそうな件

   2016/12/19 

先日、このブログの「お問い合わせフォーム」経由で来た相談に答えるために、生命保険に関するトラブルを解決するための機関について調べた。以前から、大まかには理解していたが、より詳しく調べた。せっかくなので、紹介しておこう。

生命保険会社は応じる義務がある

その機関というのは、生命保険協会に設置してあるもので、ADR機関である。そこでは要するに調停を行うのだ。その調停で、和解案を提案するのは、弁護士や消費者センターの人ということ。

で、通常、調停と言えば、合意できなければ、最終的には訴訟をするなりするしかなく、訴訟の判決のように両者の言い分を聴いて一方的に決定するものではない。

なので、ケースによってはほぼ無意味な場合もあるだろう。が、この生命保険協会のものは、基本的には、生命保険会社は調停および和解案に応じる(なければならない)こととなる点が大分異なる。

従って、和解案が両者に示された場合、顧客側は和解しない権利を持つが、生命保険会社は原則ないわけである。なので、顧客側が、和解案をOKすれば、原則は、和解成立ということに。

基本は無料

それと、費用の面も大分違う。

費用は基本的にはかからない。かかるとすれば、聴取が必要になった際の、交通費。それも各都道府県に聴取を行う場所が設けてあるということなので、せいぜい住まいの都道府県内の話。だから、例えば、鹿児島辺りの人が、東京まで行かなければ、というようなことにはならない。

あとは、文書の郵送料。これについてもそんなに何通も送るという話ではないそうで、要するに1通なので、せいぜい80円とか90円とか、かかっても大体そのぐらいだろうということだった。

申し出は本人が電話でOK

で、基本的には、文書でのやりとりだそうだ。申し出は、原則として、契約者などの権利者本人が行うが、電話(生命保険相談所:03-3286-2648)か文書でOK。申出から一月で進まない場合は、調停(裁定審査会)に移行するが、その場合は、和解案が提案されるまでには、半年程度かかるということ。

紛争解決(裁定)手続の流れ | 裁定審査会 | 生命保険のご相談 | 生命保険協会

使い勝手はありそうに感じた

それと、実際に行ったことが有る生保会社の人間から、以前話を聞いたことがあった。それによると、結構使い勝手はあるように感じた。もちろんケースや審査会の委員にもよるだろうが、ムード的には、消費者保護な感じらしく、その人は生保会社側なので、結構厳しい、イジメられるような感じで来られるとボヤいていた。

あと、自分の番の前にニッセイがやっていたのを見ていたら、かなり厳しい感じで委員から言われていたと言っていた。なので、逆に言うと、上述の点も含めて、生保のユーザーとしては、使い勝手はあるだろう。

さいごに

裁定審査会が取り扱った事案の概要 | 裁定審査会 | 生命保険のご相談 | 生命保険協会

こういう風に過去の事案のものを見ることが出来るのだが、「契約無効請求」とかって結構あるもんだ。内容を見てみると、途中で打ち切りになっているものを多く見かけたが。

保険会社としても、出来るだけトラブルが無いような手続き・対応は心がけているハズ。なので、余程の状況の場合を除いては、難しい面は強いだろう。つまり、自分の主張を客観的に示すことは多くの場合困難であると。

なので、ユーザー側としては、そうならないように、契約前の打ち合わせ段階からキチンとしておくことが求められる。じゃないと、結局、ヒドイ目見るのは自分だからさっ。というか、もっと言えば、相談相手を選択する段階からだな・・・。

保険相談・お問合せ

わたしへの保険相談・お問合せはこちらから。

髙橋 則彦(このブログを書いている人)のプロフィールはこちら

関連記事

感想をもらえるととても喜びますw(※ 相談とかでもOKですよ。)

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は「必ず」入力が必要です。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。