合意ができなければ、いくらまともなことを主張しているとしても事故は終わらない

   2016/12/19 

保険の中でも、とりわけ自動車保険は、他の保険とは違う性質が有ります。自動車保険のメイン機能として、事故の相手への損害賠償という機能があるからです。

これは、他の賠償保険でもそうですが、最も一般的なのは自動車保険でしょう。損害賠償というと、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、例えば、車で少しこすった程度で、相手の修理代は3万円だったとしましょう。

金額は、ビックリするような額ではありませんが、これも立派な(?)損害賠償なのです。というか、損害賠償に大きい小さいの区別はありません。

さて、それで今回は所謂事故時の示談交渉について。たまに、裁判と示談交渉をゴッチャにしてしまっている人がいるので、その辺のことについて書きます。

第三者が勝手に決める制度

所謂、裁判っていうのは、両者の言い分を聞いて、裁判所が一方的に決めます。ある種勝手に。ですので、裁判所が決めたものについてはどうすることも出来ません。一応、3ラウンドはありますが、最長で3ラウンド。

いずれにしても、判決が確定すれば、以後その件については、覆すことはできないと。裁判とはそういうやつなんです。

当事者で話し合い、合意を目指す解決方法

そして、示談交渉。これは、裁判所などの第3者が決めるわけではなく、代理人を立てるにせよ、本人が喋るにせよ、当事者での話し合いによる解決の仕方です。従って、今回のタイトルにも有りますように、基本的には、合意出来るかどうかということがポイントになってくるのです。

これは、一見当たり前のようですが、全く解っていないような人は割りといます。ですから、一方がいくらまともなことを言おうが、相手が「ウン」と言わなければ、合意できません。

が、極端なことを言えば、逆に「法的」に妥当性をかなり欠いたような提案でも、相手が了解してくれれば、合意できるわけですから、示談交渉はまとまるわけです。

合意できて初めて解決となる

つまりですね、保険会社は裁判所ではないので、相手が「ウン」と言わないのに勝手に一方的に決定することは出来ないのです。何を言いたいのかというと、余程、両社の主張がかけ離れている場合は、別にしても、ほとんど差がない、僅かな差で、なかなか合意できないケースがたまにあるんですね。

で、そういう人は大体感情論。人間は感情の生き物なのでそれも解るのですが、それでは何もいいことはない。できることとすれば、多少なら歩み寄って、さっさとその悲劇をを終わらせてしまうことです。

ですが、そういう人に限って、こういう事故は◯:◯の事故なんだからと、知り合いあたりの過去の例を取り上げて、言い続けるわけです。誰が決めたの?という感じでしかありません。それは、その知り合いは「たまたまそういう形で合意できたに過ぎない」のです。

繰り返しますが、当事者での話し合いによる解決というのは、合意形成が前提となります。合意できて初めて解決となるのです。ですので、当然「法的に」妥当なラインというのはあるわけですが、合意できなければ話にならないのです。

ストレスは示談交渉の比ではない

それと、事故というのは、それぞれ状況が違いますので、そう単純なものばかりではなく、いろいろです。加えて、法律の条文に、こういうケースは、どう、とか分類されているわけではありません。(そうなら、ある意味その方が話は速いのですが・・・)

なので、その事故ごとに個別に検討し、そして、相手があるケースでは、相手もいますから、相手の話も聞きながら、解決をする努力をしていくしかないのです。

その上で、どうしても考えがかけ離れていて、合意出来ない場合は仕方がないので、裁判という制度を活用するなりすると。

で、裁判は、基本時間がかかるので、その間ずっとストレスを抱えるようになります。加えて、そのような場合、両者に納得のいく判決など出るわけがないので、どちらかは、納得出来ないものとなります。

しかも、裁判の場合、それぞれが言いたいことを言うわけですから、ストレスは示談交渉の比ではないでしょう。

さいごに

というわけですので、少しぐらいの主張の違いなら、「自分のために」妥協をして、スピーディーに終わらせてしまうのが得策です。嫌な時間が早く終わるのですから、心身共にその方が負担が少なくて済みます。心と身体は連動しているので、ストレス勝ちだと、体調にも影響しますので。

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