改定になるからと言って超格安の火災保険を解約してまで契約し直すのは、良く検討すべき

   2017/10/19 

結構ネットやテレビなんかで改定の情報を見て、見直しを検討する人がいます。中には、ものすごく割安な火災保険に入っているのに、改定前に契約の見直しをしようと考える人も。

で、ここで言っている「ものすごく割安な火災保険」というのは、中身がスカスカだから安いのではなく、もちろん中身はまともな標準的なものです。

それについてもう少し具体的に解説しましょう。

 

今はもうありませんが、所謂「住宅金融公庫」というものがその昔ありました。で、そこからお金を借りた人が使える特典として、住宅金融公庫特約火災保険という制度があったわけです。

で、それって言うのは、一般的な火災保険料の半値ぐらいの保険料で入れたわけです。今も住宅金融支援機構特約火災保険に名を変えてあるようなので、これも同様に半値ぐらいなのかもしれませんが、ちょっと定かでは有りません。

ですので、それに入っている人はとても安いのです。

数十年分を一括で入っている人など余計に安いことでしょう。ただでさえ長期で割安なのですが、昔の相場で入っているわけなので、今は随分値上がりしましたからね。

ですから、先日もそういった相談があったんです。残り数年間あるのだけど、解約して、改定前に36年で入ってしまった方が得ではないだろうか、と。ちなみに、来月から、最長10年までしか原則として契約できなくなるので、そこを見越しての話です。

で、いろいろと試算を行った結果、早期に解約をして長期で契約をし直さずに、今の割安な保険の満期まで待って、その後検討するという判断になったのでした。

 

それでね、これ最初はもう、ご本人は36年で直ぐに契約をし直す気満々だったんですね。だから、こちらで何も言わなければ、そうなった可能性がかなり高いんですよ。まあ、感じ的にもなっただろうなぁ……。36年分の保険料って言ったら、それなりのボリュームがありますからね。しかも普通の木造だし。

でも、良いカッコしたいわけじゃないけど、いろいろな可能性があることを知っている自分としては、ちょっとその辺について言ってあげた方がいいだろうな、と思うわけですよ。

しかも、そんな感じで契約になって、利益が出ても全然嬉しくないですし。むしろ、嫌な感じです。

もちろん、オーダー通りにやれば違法性は無いですけど、自分としては、完全に騙していなくても、部分的でも騙している感じが嫌だったんです。(というか、オーダー通りに何も言わずにやれば、質問に対してウソの回答をするわけではないので、そもそも騙しではないですが)

自分にとっては、その顧客が損をする可能性がある、あるいは、得をする可能性があるのに、それについて助言なりをしないというのは、ダメなことなので、そうしたわけです。これは、自分がこうしたい、と思うことをすることで、顧客にも当然利益があります。

しかし、世の中そういう考え方の担当者や会社ばかりではありません。そして、そこで働いている人が、例えば良心的でも、会社自体がそうでなければ、それなりの方針がとられ、そう指示が出されることでしょう。

そういうところに相談をしたユーザーは、どうなるか。説明するまでもないですね。

本当は、もっと自分が満足できる(損をしない。得をするも含む。)選択肢があっても、それに気づくことができない(知ることができない)というケースが発生しやすくなるのです。

 

というわけで、いろいろなケースが有り得ますから、良く比較検討してから判断するようにしましょう。あと、相談相手も選びましょう。

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