【最近の事例紹介】どういう運転をすれば責任を負わなくて済むのか?

   2015/11/27 

最近、一年がかりで合意に達した車同士の事故の案件がありました。

そのケースは、交差点での事故。この場合の妥当なラインは、こちら4、相手6で、責任を負うのが妥当なところです。

で、最終的にこちら2、相手8で、合意することが出来ました。なので、通常よりも2割もこちらの責任が軽い形で、終結することが出来たのです。

が、それでもユーザーは不満でした。最終的な合意の経緯も、その案で合意できないのなら、訴訟を選択するとの、相手からの表明により、じゃあ、それでしょうがないわ、となったのでした。

 

なぜそんな感じだったのか。実際妥当なラインよりも、2割も少ない形での提案だったのに。普通なら、ラッキー、という話なのですが。

そのユーザーは、そもそも全く責任は無いという認識だったからです。その人の論理はこう。

「完全に自分は文句の言われる筋合いのない運転をした」

「普通でてこないでしょう」

という考えなのです。

つまり、これ以上どうしろって言うんだ、と。

確かに気持ちは解ります。自分も運転をしますので、よーく解ります。こんなの法改正して、一方だけ悪いことにすればいいのに、と思うようなケースはあります。

そう、法改正……。

まあ、「普通出てこないでしょう」と言っている時点で、普通って何?という話で、出てくるかもしれないと思っていれば、事故にならなかったかもしれないというところも、また一つのポイントなんですが。

 

さあ、どうすれば、こういう思いをしなくて済むのか。ユーザーにどういう運転をすれば、こういう思いをしなくて済むのか。責任を負わなくてすむのか。尋ねられたので、自分はこう答えました。

諦めてください。

そうなんです、諦めるしか無いんです。車を運転する以上。どうやったって、無理なケースってありますから。なので、言えることは、予め交通事故ってこういうものなんだと理解をしておくしかありません。交通事故というのは、理不尽なケースが多々あると。

そうすれば、運転の仕方もいくらか変わるでしょうし、事故ってもあまり驚きはないでしょう。

あと、普通◯◯でしょう、みたいな発想は禁物ですね。交通事故というのは、通常どちらか一方が、用心深ければ、まあ事故にならないものです。逆に両方共アレな場合になるんです。

こっちが優先だからとか、信号がどう。一時停止が……。

そういう前提で物事を考えているから、事故になる。もしも、すべての人が交通ルールを完璧に守っているのなら、事故なんておきないでしょう。普通◯◯でしょうの普通が全員一緒の認識で且つ完璧に機能していれば。

そんなことは有り得ません。凄い運転をしてくる人はいくらでもいます。なので、事故を最小限にしたければ、そういう前提で運転をすることです。

まあ、それでも事故ったら一切責任を負わなくて済むというのはほぼ無理でしょうが。

あと、日本は法治国家なので、法律が基本的な基準となり裁判所が個別に判断をします。最終決定権限は裁判所です。なので、俺はこう思う、というのは関係ないんです。

考える場合は、法的にはどうなんだろ。裁判所はどういう判断をするんだろ。そこが基準です。自分はとか言っていても、自分の主観は関係ないんです。

やっぱり、今の「法的な基準」では、追突とか余程のケースでもなければ、一方だけ責任を負うという基準になっていないというところが一番のポイントでしょう。

 

あと、法的な基準と示談交渉(当事者による話し合いでの解決)は切り離して考える必要があります。

いくらまともなことを主張しても合意できなければ解決とはならないからです。そういう意味では、時間がかかっても構わないのなら、ある程度のゴネ得みたいなのがあるのは事実。

なので、相手がそういう人だと、妥当なラインよりも歩み寄らざるを得ないということは、ケースとしてはあります。訴訟も嫌だし早く解決したいと思えば。

機械的に勝手に決まっていくわけではないので。あくまで合意なのですから。

 

なので、あとは思うようにしたかったら、政治家になるとか、考えが近い政治家・政党を応援するとかして、法改正を実現するしか有りません。これが、正当なやり方。

こういう人にはまず法治国家を理解して貰う必要があります。あと、合意について。

ちなみにですが、以下の記事なんかも参考になるでしょう。

これ:http://takahasinorihiko.com/post-5856/

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