熊本で大地震があったが地震保険はどの程度出るのか?

   2016/12/19 

熊本で震度7の強い地震があったので、地震保険について書いてみます。

ご承知のように、地震保険は、

・地震

・噴火

・津波

による損害に対して補償するものです。

一応建前上は、

政府と保険会社で共同運営

とはなっていますが、実態は自賠責みたいなもので、まあ、ほぼほぼ国の制度ですよ。

金もほとんど国で払うもの。保険会社に裁量はありません。

なので、共同運営というよりは、業務委託みたいなイメージのほうが近いですね。保険会社の方で一定額までは自分とこで払うんで、完全に窓口だけというわけではないですが、かなりそういう感じです。制度もイジれないし。

 

それで、こういう時に一番ユーザーが興味があることは、

補償

についてでしょう。

保険という仕組みは、ちょっと、普通の物やサービスを提供する仕組みと違いまして、通常で言うところの商品を保険金と考えた場合、ユーザーは料金は先払いなんですよね。しかも、その商品は必ず貰えるわけではない。

なので、フタを開けてみないことにはハッキリしない性格のものにはなります。

なので、被災地の方は、

実際補償されるのだろうか?

されるのであればどの程度なのだろうか?

と、不安をかかえていらっしゃる人は少なくないものと推測します。

実際にですね、約5年前、わたしは、正にそれを経験したんですよ。あ、わたし福島ですから。浜通りじゃないけど。

もう、翌日から矢のような電話の嵐。マナーのいい人も悪い人も色々です。大抵はいいんですけどねぇ、流石日本人。中には、あの赤いところに多そうな感じの人もいました……。こういうときに、その人の人間性が判りますねwww

 

で、もうね、とにかく心配だから、大丈夫と言って欲しい感じなんですねみなさん。残念ながら、自分が調査して決定するわけではないんですけど。しかしながら、随分立ち会いましたし、実際に人手不足で、保険会社の人と当初、一緒に調査も結構しましたから、実務的にも傾向は判ります。

あと、評価基準も見せてもらいましたし。それから、保険のしおりにも少し出ているので、それぞれ見て、確認をしました。

で、今回はですね、そんな細かなことにはみなさん興味ないと思うので、大まかな話を自分の経験などに基づき書いていきます。

なので、もちろん結果を保証するものではないのですが、参考目安にはなるでしょう。

 

当時、自分とこのお客さんについて言えば、全く該当なし、という人はほぼいなかったです。なので、ゼロって人は99%ぐらいの感じでいなくて、たしかに、建物と家財を契約していて、家財は該当なしって人はいましたが、そういう場合でも建物は該当していたし、でも、家財該当なしって人も、かなり少なかったと記憶しています。

ちなみに、自分の家でも家財と建物両方該当しました。当時家作って2年ちょいだったので「え」みたいに思ったのを憶えています。

あとはですね、木造と鉄骨でも結構違いました。そもそも評価の仕方自体が違うんですけど。あと、古い建物と新しいものでも大分違いが。

で、地震保険は住宅が対象なので、一部例外はあるとしても、大半が木造か鉄骨です。マンションとかそういうのはコンクリありますけど。

木造は、「半損」(50%)割りと珍しくなかったですね。鉄骨は自分の方では全部「一部損」(5%)でした。これは建物について。

家財は家財で評価するんですけど、家財については、鉄骨でも「半損」普通にありました。

ただ半損というと、「えーーー、半損ーーー!?」みたいに、驚く人がいますが、あくまで地震保険の約款上の「半損」なので、実際のイメージとは大分違います。

建物と家財でも違いますが、建物だと、2割以上の損害で半損になります。なので、8割大丈夫でも「半損」に該当するというわけです。ちなみに、家財だと3割以上。で、保険金は入っている額の半分貰えます。

であと、一部損だと、

建物:3%以上の損害など

家財:1割以上

保険金:5%

そして、全損は、

建物:5割以上の損害など

家財:8割以上

保険金:100%

という感じ。

なので、全損でも5割でなりますからね。うちの方で当時全損は2件ぐらいだったかな。家財は8割だけど、ちょっと特種な評価方法を用います。これ以上は書けないんですが、なので、全損にならないことも無いだろうな、と……。

 

あと、もうちょっと別な言葉で言いますと、とにかく最低の支払基準に該当するハードルはかなり低いですよ。特に木造は。鉄骨だとようやくのケースもありましたが、でも、強い地震を受けて全くの無傷というのはまず無いですからね。

それだけ、当時、そういう感じで評価をしたんです。

なので、評価の基準や傾向が5年前と変更とかなければ、今回も同じような感じで調査をし、評価をするものと思われます。なので、今回の地震による被害が当時と同程度以上であれば、そういう感じの傾向の結果が出てくるでしょう。

あと、家が何度(角度)か傾いた場合は、全損だとか半損、というのもあります。まあ、なので見るからに傾いているようなものは、それなりの評価にはなるでしょうね。

保険相談・お問合せ

わたしへの保険相談・お問合せはこちらから。

このブログを書いている人のプロフィールはこちら

関連記事

ありましたら感想を。

メールアドレスは公開されません。ので、その点は安心です。
また、* が付いている欄は「必ず」入力が必要です。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。