損保協会が自動運転車の責任について報告

   2017/10/19 

損保協会で、自動運転車についての、今後の自動車事故の責任について、報告書を発表していたので、その辺りについて書いときますね。

自動運転の法的責任について報告書を作成  ~事故時の損害賠償責任の考え方を整理~ 【No.16-012】(2016.6.9)

ちょっと引用しますと、同協会では、2014年8月~こういう点について研究をしてきたそうです。

一般社団法人 日本損害保険協会(会長:鈴木 久仁)では、自動運転の法的課題について研究を進めてきましたが、今般、報告書を作成しました。
自動運転は、日々、世界的に技術開発が進んでおり、その実現によって、交通事故の削減、環境負荷の軽減、高齢者等の移動手段の確保といった効果が期待されています。一方で、事故が発生した場合の損害賠償責任については、従来とは異なる責任関係が生じる可能性があることから、当協会では、2014年8月以降、事故時の損害賠償責任を中心に自動運転の法的課題について、有識者も交えて研究を重ねてきました。

で、要するに、当面は、これまでと責任の所在は同じ感じと考えているよう。

そして、最終的には、要検討みたいな感じでした。

つまりですね、レベルで表されていましたが、

注1)自動運転の各レベルの定義は次のとおり。
・レベル1 加速・操舵・制動のいずれかの操作をシステムが行う。
・レベル2 加速・操舵・制動のうち複数の操作を一度にシステムが行う。
・レベル3 加速・操舵・制動をすべてシステムが行い、システムが要請したときのみドライバーが対応する。
・レベル4 加速・操舵・制動をすべてシステムが行い、ドライバーが全く関与しない。

3までは、現状と同じという考えのよう。

そんで、4からは、検討つまり、同じというのもいかがなものか、という感じ。

本報告書では、自動運転の各レベル(注1)における事故時の損害賠償責任の考え方について次のとおり整理しています(注2)。

レベル3まで 現行法(自動車損害賠償保障法(自賠法)および民法)に基づく考え方が適用可能と考えられる。
レベル4 国際的な議論の動向、社会受容性等を踏まえ、自動車に関連する法令等を見直したうえで、損害賠償責任のあり方を検討する必要がある。

この前なんだかの記事でも読んだんだけど、それは海外のやつだったけど、やっぱり、同じようなことが書いてありましたな。

ハンドルとかペダルとかついていて、必要に応じて自動運転が解除できるようなスタイルのうちは、現状のように基本運転者の責任に。

で、もう完全に自動で、乗っている人が運転に関与する余地がないような形になったら、大分状況変わるので、基本メーカー責任とかで、保険料は自然災害とか、運転の問題以外の事故もあるので、所有者と半々になるのでは、みたいなことが書いてありました。もちろん、予測の域をでないんでしょうが。

で、時期的には、ちょっと忘れちゃったんですが、レベル4ぐらいになるのは、大分先なので、当面は現状の感じで行くだろうということでした。なので、2030年だか2035年だか以降では、みたいに言われていました。

 

うーーーーーーん、というか自分的にはもっと早くなりそうな気もしますがね。あと、実際の事故状況とか、テクノロジーの発達とかの関係もあるし。時の政府の判断でもあるので。

ガンガン、政府が予算付ければ、発達も普及も早くなるだろうし。あと、責任についても、最終的には立法の問題だから。なので、全ては不明ということで。それ言ったら終わりだけど……。

自分は、そんな15年とか20年とかよりも早まると思います。そして、レベル3とかであっても、メーカーが訴えられ裁判所が全部とは言わないまでも一定程度、責任を認定する可能性はあるでしょう。

そうなったら、一旦保険会社が払ってあと、メーカーに求償とかそんなことが日常的に行われていく可能性もありますな。

ただしかし、いずれ事故はグッと減ることだけはハッキリしているので、誰が負担するかは別にしても、保険料自体は安くなっていくことは間違いないことでしょう。

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